最新活動レポート(1月)

【 2019年 】

 台湾ツアー / 10月 / 9月 / 8月 / 7月 / 6月 / 5月 / 

 ミャンマーツアー  / 4月 / 3月 / 2月 / 1月 

【 2018年 】

 クリスマスフェスティバル2018に出演して / 12月 / 11月 / 10月 / 9月 / 8月 / ミャンマ-ツア-2018 / オ-ダ-して下さった方・参加者の声

 


2020.1.15

千葉東病院重症心身障害病棟

坪井洋のひとりデリパフォ

今年度最後の一人デリパフォに行ってまいりました。
打楽器だけで一人デリパフォに行くというのは、自分にとってとても大きな挑戦でした。


音階の無い打楽器で、できるのだろうか?
打楽器だけでできることはなんだろうか?


これが一人デリパフォを始める前の自分でした。
今回、一人目に行う予定だったずっとやってきた子は急きょ体調をくずし、初めての子とすることになりました。
いろんな打楽器の音の体験から始まりましたが、とても集中して聴いてくれてる様子。
触感から音へ、そして振動を感じる、声掛けの表現法など音を多角的にとらえられるよう工夫しました。
そして、リズム遊び。


「こうやって一緒に遊んでいこう!」


というのをちゃんと示し、そして自分で表現へと促すと、それに応えてくれるように動いてくれました。リズムをかえたら、情報量が多すぎたのか戸惑いが見えました。


「それだとわかんなくなっちゃう」


というのをこの子は教えてくれました。
そうか!同じことを繰り返して一緒に遊んでいいんだと教えてくれたのです。
そういえば児相で同じくらいの子のお世話をしていた時に何度も


「もう一回して!」


ってあったなと思いだしました。
最後はドラムの音を聴いて終わりました。
そして、次は初の試み。


予定していたもう一人の子の体調も良く無かったので、何人かの方と一斉に行う一人デリパフォになりました。
一対一ではないので、保育士の方に一緒についてもらい、僕の促しに沿って声掛けや一緒に活動をお願いしました。
順番に音を体験してもらったのですが、これが逆に他の人にやってるときに遠くの音を一生懸命聴く様子や反応を表現する比較になり、集団でやったからこその利点がありました。


またリズム遊びも行いました。みんな一所懸命保育士の方と行って楽しみましたが、集団でする場合、次の活動に主眼を置きました。
それは保育士の方と一緒にタンバリンでリズムを皆さんに出してもらい、僕と一緒に合奏する活動です。


まずはマーチングドラムで合奏!


近づいたりしながら、みんなのリズムに合わせて演奏しました。
そして慣れてきたので、今度はみんなのタンバリンとドラムで合奏!
とても楽しく、みんなうれしそうにとっても表現してくれ、一緒に音楽で演奏して楽しむってこういうことなんだ、ということが伝わったと感じました。
さて、今回でとても大きかったことは、僕のしていることは音楽を聴かすことでなく、音楽を通じてコミュニケーションを培ってるということが保育士の方に伝わったことです。


一回限りの楽しいイベントとして行うだけでなく、こうやって普段からこの子たちとコミュニケーションをとっていけば次に坪井が来た時にどうなるんだろうかという視点をスタッフの皆さんと共有できたことが、とてもうれしかったです。
一回だけの縦軸の活動でなく、横軸を持った活動になってきたのです。だから、一人目の彼女が「それだとわかんなくなっちゃうよ」と教えてくれたのは、とてもありがたいことでした。


みんなでやるなら、手伝ってもらって合奏をしてみようと思ってしてみたら、みんなが楽しく、合奏は一対一でもやれるじゃない!と分かりました。
皆さんに手伝ってもらうことにより利用者さんと、どう活動・参加すればよいのかが発見できました。


始める前、抱えていた不安はどこ吹く風!もっとこんなことができるのではという可能性を見出すことができ、計四回の一区切りになったのはとてもうれしかったです。


それを教えてくれた利用者の皆さん、スタッフの皆さん、心魂の皆さんに心から感謝します。


可能性は続けていくことで無限にあるようです。


2020.1.12

神奈川県立こども医療センター

2020 デリパフォ初め 

本日は有永・寺田で2020年最初のデリパフォを神奈川県立こども医療センター・重症心身障害児施設で行って参りました。


今年から始めます新しいチャレンジ・3~11月まで毎月、同じ子数名にひとりデリパフォを行います。(ひとり30分×数名)
毎月行うことで、人と人の信頼関係を築きながらパフォーマンスの力を通して、子ども達の可能性を引き出したいとスタートする活動です。


一対一のデリパフォは今まで岩本潤子・坪井洋しか行って参りませんでしたが、研究的な意味合いも持つひとりデリパフォに初めて寺田・有永が向き合います。
今日はどの子にするかを決めるためにお部屋ごとに全員にデリパフォをさせて頂きました。


敢えて何も情報を頂かず、フラットな状態で向かい、皆の反応を見ながら各部屋6曲くらいずつパフォーマンスしました。
聴力があまりない男の子が有永の揺れる踊りに興味津々で、一緒に踊ったり
視力があまりない男の子が寺田のアップテンポな曲が気に入って楽しさを全身で表現したり
視力がない子達が音がやって来る場所を瞳をキョロキョロさせながら探したり
ストーリーの有る曲で一滴の涙を流す子など、想像を遥かに越える反応が生まれた1日でした。


私達のパフォーマンスは出会い、共に生きてきた皆さんと育んできたものです。
劇団四季の頃の寺田とはもう全然違います。
宝塚・四季の頃の有永とはもう全然違います。
私達のひとりデリパフォは実は一対一ではなく、共に生きた皆で向かっているものです。
ここまで共に生きて下さった皆様に改めまして、心から感謝致します。
ありがとうございます。
心魂村設立に向けたチャレンジが明確にスタートしました。


さぁ、今年も行きます‼
どうぞよろしくお願い致します。


☆☆☆☆☆☆☆


このひとりデリパフォプロジェクトは心魂自主企画のプロジェクトとして無償で進めて参ります。
12~2月は感染症流行期のため、この時期は基本的には病児・障がい児の活動は特例を除いてお休みとさせて頂いてますが、今回は万が一双方ともに何かあれば延期と決めて、3月に予備日を準備しての活動でした。
無事に開催出来て本当に良かったです。
神奈川県立こども医療センター・重症心身障害児施設には既に1名の社会人パフォーマーが看護師として働いており、4月からもう1名増えます。今日も沢山のサポートを頂きながらのデリパフォでした。網目のように活動を進めれること、本当に幸せです。