NPO法人こどものちから(国立がんセンター中央病院内)

公演NO

1

日時

64日(金)1430-1530

団体/施設名

NPO法人こどものちから(国立がんセンター中央病院内)

場所

東京都中央区

団体種別

きょうだい児支援の会

参加人数or再生回数

24

うち子どもの人数

6

出演者/操作

寺田真実/有永美奈子/坪井洋/森田珠美

備考

「国立がんセンター中央病院」HPに活動報告を掲載
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/information/20210623/index.html?fbclid=IwAR0ZI-xKi3oPoCG5QJkwoYDchdaHuSA4JYvNM-cycz_AbfMRIp5eB7s58YQ

NPO法人こどものちから様

国立がんセンター中央病院小児病棟へオンラインパフォーマンスをお届けしました!

これぞ心魂!ってデリパフォでした。

レポートは社会人パフォーマー黒井よっちゃんです。

心魂プロジェクトが日本財団toothfairyの助成金を使って50か所無償デリパフォをやると聞いたとき、最初に頭に浮かんだのがNPO法人こどものちからの井上さんでした。

私が初めて井上さんにお会いしたのは

2019年10月です。

国立がんセンター中央病院の小児病棟前のロビーできょうだい児や入院中のこどもたちのことを支援している団体です。

そして、ここには親御さんが病気のこどもたちも来ています。国立がんセンターに訪れるこどもたちすべてが尊重されますようにと願わずにはいられないのでした。

コロナ禍となった今

活動はどうしていらっしゃるだろう…

とても気になりました。

病院へ…しかもこの時期につながることは普通諦めてしまうんじゃないかと…ご連絡を取ると

1年近く病棟の子どもたちには会えていない中、子供用大人用マスクを何百枚と作って送り続けていました。

それでも、長引くコロナ禍こどもたちへオンラインでつながることは出来ないだろうか…

と小児病棟師長さんから相談をうけるそんなタイミングで、心魂オンラインデリバリーパフォーマンスはいかがでしょうかと声をかけたようでした。

まずは寺田さんに連絡を取り

やり取りがはじまりました。

感染免疫に非常にデリケートな病状です。

オンラインと言うものは、その点感染のリスクを減らせます。

安心して見ていただける!

オンラインでこどもたちに会える!!

子どもたちに会いたい!!

この一心でやり取りが始まりました。

日程が決まりこのプロジェクトの第一回目に決まったこと、生演奏でオンラインパフォーマンスをお贈りできる事、それはそれは小躍りしたくなるほどの喜びでした。

こどものちからの井上さんには小児病棟の師長さんとの間に入っていただき

心魂ってだれ?

から当日のやり方も様々なやり取りがあったはずです。それでもとにかくこどもたちの笑顔のためにみんなで力を合わせて当日を迎えました。

リハーサルからなんかいつもと雰囲気が違っていました。生演奏で伝わって来るものが今だけのものでした。井上さんも喜んで下さっているのが手にとるようにわかりました。

開演の大分前から回線をオープンにしていたため、心魂メンバーより先に病棟のこどもたちとこどものちからのメンバーが

先にお話していました。

「うさぎちゃんかわいいね。」

女の子が画面に近づいて来ます。

井上さんが

「あっ!そのマスク」叫びました。

病棟へと作って届けたマスクを付けて女の子が話しかけてくれました。

井上さんとっても嬉しそうでした。

「こんにちはー!」私も自宅の指人形でお話します。あらあら打ち合わせなしで、心魂側のお家のお人形が集まってきてくれました。

そして病棟のお友達もメルちゃんやポポちゃんを持ってきて見せてくれました。

大好きなお人形たちと一緒に楽しもうってことなのでしょう。

もうすっかり雰囲気は出来上がっていました。

そこにつぼちゃんたまちゃんの演奏で始まります。もう盛り上がるしかありません。

あらい師長さんが病棟のタブレットを持って走り回っているのも分かります。

個室のベットサイトへiPadを持っていって見せてくださっています。病棟のまっすぐ伸びた廊下が画面に映っていました。

まぁくんの祈りのような声がどこまでも響きます。みぃちゃんの清らかな声がみんなの心に染みます。いつもと違う雰囲気を病棟のみなさんが感じていたことでしょう。

以前入院していたひなたちゃんのお母さんからもメッセージいただいてました。

国立がんセンター中央病院には全国から網膜芽腫の子達が集まる病棟なので、治療で眼があけられなくても、今日は心魂の歌声からパワーを貰えるね

そう。私達が届けたいメッセージはオンラインからでも伝わっていることがビシビシ感じられて嬉しくて泣けて泣けてしかたありませんでした。

こどものちからの井上さんも松本さんもずっと涙を拭っていらっしゃいました。

歌と映像であっという間の時間です。

交流も大事にしてとの事だったので、

Zoomに切り替えてみんなと繋がっておしゃべりもしました。

ひとりの女のコが

突然画面に向かって不織布を当ててきました。

ムムムどうしたのかな?と思ったら

「なんでみんなマスクしていないの?」と聞いています。

そうなのです。画面に向かってマスクを掛けてくれたんだね。テレビみたいに一方的でないから心配してくれたのかな。

まぁくんが丁寧に説明して納得してくれたようでした。

突然まぁくんの思いつきで、あんぱんマンの演奏で世界旅行を始めるつぼちゃんたまちゃん

私達には想像力と言うものがあり

なんだかみんなでどこにでも行けるような気がした夢のような時間でした。

今、出来ない事をあげたらきりがなく、出来る事をあげてみる事が本当に大事な時期なんだなと感じました。

今日出会えた子どもたちの笑顔で私達は間違いなく幸せを頂きました。

笑顔は連鎖します。

今日ね!こんな事あったんだよ!!

お話してくれたら嬉しいなぁ…

今日こどものちからの井上さんのお子さんの大切なサボテンが何年かぶりに花を咲かせたと聞きました。

この公演が今事業初めての公演で、国立がんセンター中央病院の小児病棟も初めて伺い、つぼちゃんたまちゃんが初めてシアターから出演の演奏で

こどものちからさんも初めてのコラボで!!

社会人パフォーマーたちも初めて出会って

初めてだらけを沢山の人の想いが祝福してくれているようでした。

さあ!!第二回目へバトンをつなぎますね!!!皆様お楽しみに!!