日本生命協賛こころだま公演 1 町田の丘学園

今年度よりはじめて企業様からのご協賛を頂き、デリパフォが19回(対面)・オンライン(2回)開催されますが、その第一回目が本日開催されました。
1校目は今年のお正月に天に帰り1人目の天国在住メンバーとなった心魂キッズ団の
「 てっちゃんの母校 」
てっちゃんと共に母校の皆へ、てっちゃんのママ・つもともさんと共に。
初めて伺う学校さんですが、私達にとって既に特別な学校です。
昨日は6時間かけて機材の搬入・セッティング・リハーサルを行い、迎えた記念すべき1回目のデリパフォには200名を超える子ども達が心魂劇場に切り替わった体育館へ集まり、午前と午後の2回公演共に大盛り上がりな1日となりました。皆の様々な表現に我々が良き刺激を貰いました。
みんな、最高だったよ~!
私達が共に生きてる子達は様々な理由により中々劇場体験をすることは出来ません。
その子達の学校にスポットライトを当てて下さりご協賛を決めて下さった日本生命さんには本当に感謝しかありません。
本日は3名の社員さんがボランティアに駆けつけて下さり、朝9:00から夕方16:00の撤収作業
まで一緒なって1日を熱く生きて下さいました。一緒に同じ目的の為に命を燃やして頂き、私達は本当に幸せでした。
社会人パフォーマーの皆さんも5人も集結して下さり、特別な一歩を皆で踏み出しました。
いよいよ、本格的にデリパフォに動く期間に突入致しました。ここからは怒涛となります。
皆から頂いたパワーを力にかえ、北海道から沖縄まで、海外にも心魂劇場空間をデリバリーして参ります。お幸せさまでした!
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心魂キッズ団/心魂メンバー
てっちゃんの母(つもとも)
皆さんはご存知ですか?
劇場などに本物のパフォーマンスを観に行きたいけれど大きな車椅子で観れる席が少ないこと、痰吸引やポンプ、バイタルモニターが必要など医療的ケアがあり、どうしてもアラーム音やケア時に大きな音が出てしまう場合があること、免疫力などの問題でどんな感染でも生命の危機に繋がってしまう子がいるなど劇場に足を運びたくても行けない子達がいることを。
今年度より、そんな様々な理由により劇場で本物のパフォーマンスを鑑賞&体験をすることが困難な難病児・障がい児に向け、全国の特別支援学校・病院等で開催する「日本生命協賛 こころだま公演」が決定!!
この「日本生命協賛 こころだま公演」は、子どもたちの為になんと!日本生命さんが100%協賛してくださると言う保護者にとっても学校・病院等にとっても、ものすごくありがたい活動です。
その記念すべき第1回目の公演が心魂メンバー&キッズ団の一員であり今年のお正月…2025年1月3日に12歳になる目前で急に天国在住パフォーマーとなってしまった息子『てっちゃん』の母校からスタートしました!
そんな大切な初回のレポートを、天国にいるてっちゃんの代わりに、母である私つもともが保護者目線で書き記させていただきたいと思います。
5月1日(本番前日)
この日は機材搬入や会場設営などの準備とリハーサルを行う日として午後から学校へ。
学校は山の上にあり、てっちゃんが在学中の数年前に旧校舎から建て替えたばかりで、まだ至る所で新築の香りが漂う綺麗な校舎。
てっちゃんの学校に心魂がデリバリーパフォーマンスをしに来てくれるのは初めてで、「日本生命協賛 こころだま公演」の初回公演!と言う事もあり、今回集まっていただいた心魂プロジェクトのメンバーの人数も多くとっても豪華!
専任プロメンバーであるまーくん、みーちゃん、じゅんちゃん、いぶちゃん4人の他に、社会人パフォーマーのみさちゃん、よっちゃん、のぶりん、こんちゃん、ますみんの5名。
そしてボクも忘れないでよ〜!と声が聞こえたので姿は見えないけど心魂メンバーキッズ団から天国在住パフォーマーてっちゃん!
日本生命さんからもボランティアが3名参加するとのことで、前日のこの日はそのうちの1人、しのさんがお手伝いに来てくれました。
ちょうど給食終了の時間帯だったので、美味しそうな給食の匂いが残る廊下を通り、体育館に移動して機材搬入とセッティング。
照明、音響、一つ一つパフォーマーの皆さんが自分たちで丁寧に確認しながらセッティングしていきだんだん作り出される心魂の空間。
準備初参加の私は何をして良いのかわからないので、とにかく「お仕事くださーい!」とパフォーマーの皆さんに声をかけまくりお仕事をいただいたり、作業中の記録写真撮影したりなどしてました。
てっちゃんの学校の体育館は壁が白系のナチュラルウッドカラーで、ステージの上下左右の壁もツルツルでシンプルな構造。
なので、照明を落とした体育館の後ろからプロジェクターを通して背景映像が投影されると一気に学校の体育館が心魂ワールド全開の劇場空間に!!
準備の様子を見に来た学校の先生も、体育館に一歩足を踏み入れた途端
「えっ!?これが体育館!?うわぁああ!すごい綺麗〜!!」と声をあげ
さらにリハーサルが始まり曲に合わせたプロメンバーの歌声を体感すると
「凄い…もう…凄すぎて全身鳥肌が…これは明日子どもたちもとても良い体験ができます!あぁ、もうずっとリハーサル見ていたくなっちゃう…でも明日のお楽しみに取っておきたい…」とのお言葉。
ボランティアで参加していた日本生命のしのさんも感動していた様子。
先生、しのさん…わかりますよ、そのお気持ち。
保護者である私も同じです!
そして今回、当初の予定では本番の日に訪問籍などで登校できない子のために、著作権に引っかからない曲をパフォーマンスして残す動画は時間の関係上撮らない予定でした。
しかしリハとはいえホンモノを見た先生方からやはり残せる動画が欲しいとの要望で明日の本番終了後、動画撮影することに。
ですよね!?そうですよね!
明日来れない子どもたちにも見せたいですよね、この本物のパフォーマンス!!
先生からやっぱり残せる動画をお願いしたいと聞いた私は本当に本当に嬉しくて…。
学校に行きたくても体調や医療的ケアの問題でどうしても登校できない子がいる。
数少ないスクーリング、学校に行けることを予定していて楽しみにしてたのにその日の気圧や気温、急な体調不良で登校を断念せざるを得ない時、ぎゅーっとするようないろんな気持ちが胸の中で芽生えます。
てっちゃんも在学中、数年間訪問籍になったことがあるんです。
だから訪問籍の子やその保護者の気持ちがよくわかります。
そんな子どもたちのために、著作権や時間の関係で多くの曲は収録できないけれど、残せる動画があることでみんなと同じプロのパフォーマンスを鑑賞できる機会がもてる動画は本当に感謝しかない。
しかもこういった費用も含めて公演にかかる費用まるっと日本生命さんが支援してくださると言う。
太っ腹すぎませんか日本生命さん!?
結局この日は19時ごろまでリハーサルをして翌日の本番を迎えます。
5月2日(本番当日)
8:30頃学校の駐車場に到着し、本日参加する日本生命のボランティアさん(しのさん、とこさん、のかさん)を待っていると、次々と生徒たちを乗せたスクールバスが目の前を通り過ぎて行きました。
車窓越しに笑顔で手を振ってくる子どもたちがとっても可愛くて…
「今日は心魂のパフォーマーの方々がすごいの見せてくれるから楽しみにしててねー!」と心の中で語りかけながら手を振り返す。
この日は一日中雨予報。
こういう日は登校したくても登校できない子がいることを知っている。
案の定、スクーリングを断念した訪問籍のお友達がいることを知りました。
その子のためだけではないけれど、残せる動画、撮ることになって本当によかったと改めて思いました。
日本生命さんからのボランティアの3人と合流し、先に最終チェックを行っていた心魂パフォーマー達の居る体育館へ。
てっちゃんの学校では午前の部と午後の部の2回公演が予定され、午前の部は肢体不自由児部門の小中高の生徒と知的部門の小学部の生徒たち、午後の部は知的部門の中学部の生徒たちに向けての公演でした。
さぁ、いよいよ衣装に着替えた心魂パフォーマーやボランティアのみんなで生徒、先生方が体育館に入ってくる時にお出迎え。
いつもの体育館の雰囲気とは違う様子にワクワクする表情を見せる子、戸惑う子、出迎えてくれるパフォーマーの皆さんに笑顔で手を振りかえしてくれる子、私の姿を見つけて「あれっ!?てっちゃんのお母さんなんでここに!?お母さんも何かやるんですか!?」と話しかけてくれたてっちゃんと私のことを知っている先生や看護師さん方。
今回の公演、色々と本決まりしたり日本生命さんのプレリリースがあるまで公に出来なかったりてっちゃんの学校は初回ということもあり、一部の先生にしか知られていなかったようで、知らなかった先生方や看護師さん方はびっくりされていました。
すみません、母(私)はパフォーマーではないので踊ったり歌ったりしませんがお手伝いできてます!
でも今日はてっちゃんがキッズ団として所属していた心魂のプロのパフォーマーの方々が素敵なパフォーマンスしてくれるので楽しみにしてください!!
てっちゃんオススメのパフォーマーの皆さんです!
そんなやりとりをしながら開演時間を迎え、始まった心魂ショータイム!
光に敏感な子も居るので徐々に照明が落とされる体育館。
音響もそう。音に敏感な子も多い特別支援学校なので心魂のパフォーマーのみなさんは急に大きな音を立てたりしません。
少しずつ、徐々にパフォーマンスを楽しめる音量に上げていきます。
それでも音が苦手と思う子は席から離れて後ろの方に移動して観ることもOK!
無理しないで良いよ、自分が楽しめる場所で楽しんで。
本当にそういった細やかな心配りがありがたい。
てっちゃんの母校と言うこともあり、生前心魂キッズ団としてオンライン・デリバリーパフォーマンスでFacebook配信時に録画していたてっちゃんの映像がスクリーンに映し出されると、てっちゃん知る生徒や先生、看護師さんたちの表情が変わる。
「あっ、てっちゃんだ!」と言葉は無くともじっとてっちゃんの動画を見つめる子、何かを言いたそうにしている子、涙ぐむ先生や看護師さんの姿も…
改めて、てっちゃんのお友達でいてくれて、てっちゃんの担当をしていただいて、本当にありがとうございました。
…と、てっちゃんのお友達や生前てっちゃんに関わっていただいた学校の先生や看護師さんなどみなさんに感謝いたします。
今回の心魂のパフォーマンス内容は『世界旅行』。
ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、世界各地に合わせた楽曲をプロメンバーが歌ったり踊ったり、ステージのスクリーンや体育館の壁にプロジェクターで様々な国や世界観にちなんだ画像を写し出したり…
暑い国、寒い国、次々と緩やかに変わる世界観とプロの歌声に子どもたちも先生方も目を輝かせ「うわぁあああ!!」というようなキラキラしたとても良い表情になる。
今回、前に出て踊りたくなっちゃう子たちも居るだろうとのことで座席前方にスペースを設けていたので、それぞれの表現で一緒に楽しむ時間もありました。
じっと聞いていたって良い!
大きな声を出したって良い!
踊ったって良い!
走り回ったって良い!
それがあなたの表現なんだよね、とさまざまな観客の表現を許容してくれる心魂。
もちろん、観ている最中に痰吸引したってアラームが鳴ったって大丈夫!問題ない!
普通の劇場では許可されることはないであろうことが許される空間。
そんな心魂のパフォーマンスを楽しみながら自由に笑顔で自己流の表現をしている子どもたちや、医療的ケアをしながら安心して観ている子どもたちみて、この心魂が作り出す空間は本当に優しい世界だなぁと思いました。
そして少数派ではあるけれども劇場になかなか行くことが困難なカバーされていなかった子どもたちのニーズに目を向け、協賛及びボランティアを通して心魂と繋がっていただいた日本生命さん、本当にありがとございます!
まだまだ「日本生命協賛 こころだま公演」はスタートしたばかり。
今回は世界旅行でしたが今後内容が変わることもあるとかないとか!?
これから日本各地の特別支援学校・病院・施設等で行われる「日本生命協賛 こころだま公演」をお楽しみに!
今後追加されるであろう各地の活動報告を私も楽しみにし
第一回公演を終えて、ボランティアでいらした日本生命社員の皆様と共に
