能登半島・石川県 × 心魂 いっしょに進もうプロジェクト　社会福祉法人 すず椿 公演

野村グループ基金・みらい助成プログラム
社会人パフォーマー　黒井良子

能登半島の先端の珠洲市にあるすず椿さんは珠洲市の障害福祉サービス事業所です。
その利用者様に対面公演をお届けしてきました。お手伝いに医王病院からも駆けつけてくださり、心強かったです。
今日の会場は保健センターの役割も担っていいる会場だったので、まず機材を搬入・セッティングした場所は襖を隔てた向こうで、6ヶ月検診をやっておりました。赤ちゃんの元気な声が聞こえる中音のチェックを兼ねた通しのリハーサル、そして本番へとなりました。
すず椿様の利用者様をお迎えして心魂のパフォーマンスと利用者様とフリージャズのような自由なセッションが始まりました。
ソーラン節は以前舞台で踊った経験のある方もいらして、まーくんの歌とセッションです。
仲間が踊っているのを見て利用者様も職員の皆様も声を合わせて
「どっこいしょどっこいしょ！！」
みなさんが1つになります。
元々どっこいしょの語源は修行者の掛け声として、そして後に日常の言葉として使われるようになったものだとか…応援しているつもりが勇気や応援をもらってしまう…。
そんな会場の空気感の中、心を1つに楽しんでいただける姿がありました。
心魂とすず椿の皆様と繋がるまでに沢山の方のご尽力がありました。
「ようやく実現するんだと思うだけで涙が出ます。」と言って下さり、ありがたくてあったかい雰囲気がつたわりました。
選べる世界旅行では、オーストリア！アメリカ！ノルウェイ！と進みました。
舞台での利用者様のフリーダムなパフォーマンスも温かい目で皆さんに囲まれるからこそ出来ることだったのかもしれません。
終演後「百点！」と言った利用者様がいらして
、よーく聞いてみたら「百万石！！」と言ってくださっており、どうも「金沢の百万石まつりみたいだった」と伝えたかったようです。
ありがとうございます！！
がっかりした気持ちになる事もある日々の中で
みんなが笑顔になった今日の事を思い出してくれたら嬉しいです。
「どっこいしょどっこいしょ！」
といきましょう！！
明日は石川県立七尾特別学校珠洲分校にお伺いいたします。