2021年12月29日
研究発表を行いました!





「1000回記念配信」これを続けて
たまちゃんの表現が出来た、とても楽しんでいると感じたのが、先日の1000回記念のときです。
■ 目標設定
・自分の意思で動かすことを目指す
→楽しいときはこういう動き。
はい(OK)の意思はこんな動き。等本人の思いを自分の動きで表現出来る事を目指す
・本人なりの表現を見つける
(考えるための資料)
「感覚」
→目があまり見えてないので声を聴く、触ることが大切なコミュニケーション
「ノリが良い曲が好き」
→・ぼよよん行進曲
・あさごはんマーチ
など、リズムが取りやすい音
「やり慣れた動き」
→前から向かいあって、両手を取りブラブラ~と振ってもらうのは好き
■ 課題への取り組み
①たまちゃんがのりやすいリズムを元に曲を作る。(作曲:濱崎楽人)
②相談をしながら、修正する
③リズムなどを改良し1曲を完成させる
④毎日、決まった時にこの曲をやってもらう
⑤暫くお家でやってもらって、効果や反応などを教えてもらう
⑥改良する所などがあれば修正。
→日常に取り入れて貰う事で、覚えてもらい
本人なりの表現を見つけてもらう。
■ 結果(どう変化したか・新たに見つけた課題・難しかったこと)
まだ完成してはいないと考えています。曲の作成を拘り修正を続けていき
たまちゃんの反応を伺いながらブラッシュアップしていきたいと思いますが
自分の名前を呼ばれると、曲を自分の曲だと思ってもらいやすいという事は発見です。
子どもは常に変化・成長するものなので丁寧に様子を伺いながら
引き続き研究を続けていきたいと考えています。
(報告者:有永美奈子)
(親御さんの声)
■ 課題・結果
【自分の意思で手足を動かせない子どもが、
音楽やダンスの活動を通して、自分の意思で動かすことを目指す、
本人なりの表現を見つける】ことを目指したいと思い、研究に申込みました。
楽しいときは、こういう動き。
はい(OK)の意思は、 こんな動き。
のように何か、本人の思いを自分の動きで表現出来るようになったらいいなと思っていました。
研究では、
本人の好きなリズムで好きなことばや名前がたくさん歌詞に出てくる歌を作っていただきました。
朝の日課として、
ほぼ毎日、歌を聞きながら、本人の手をとり、一緒に目、ほっぺ、口と触りながら動かしていきました。
まだ自分で手を動かして触るのは難しいのですが、口を触られたらお口を開けるなどの反応があります。
決まった動きを出すのは難しいのですが、
【本人なりの表現】ということで口をあけて歌っているような表現をしたり
楽しいというのを
ニコニコの表情で出すようになりました。
最近は声でも反応してくれるようになりました。
歌を通して、
「楽しい」を見つけられたような感じです。
歌のなかで、
気持ちを歌う歌詞がありますが、
「どの子も大切な心だよ」というところが
とても共感でき、
怒っても、泣いてもいいんだよと、母にも
思わせてくれます。
この研究を通して、
「ダンスのように手を動かしたり出来るようになれたらいいな」
と思っていましたが、
声や表情で、自分の気持ちをしっかり表現していると感じることが出来ました。
歌に合わせて一緒に関わっていることで、
本人が楽しいと感じていることが伝わってきました。
これからも、一緒に歌を楽しみながら手をとって体を動かし、
本人の表現の幅を拡げていきたいと思います。
***** 歌詞「 朝のうた 」*****
「ゴールドマン・サックス緊急子ども支援基金(第2フェーズ)」助成です
期間 2020年11月-2021年3月
■ 研究メンバー
寺田真実、有永美奈子、岩本潤子、武田桃子、一色有希子、野村仁美、高橋由衣子
■ 内容
1,眠りを促す為の音楽パフォーマンス
2,お母さんの休息時間を作る為の、集中して見れる・聴ける・楽しめるパフォーマンス制作
3,眠れる安心感を得る為の、入院中の睡眠音楽の制作
4,自宅以外でリラックスできる為のプログラム作り
5,「私もなれる・できる!」喜びを知る為のパフォーマンス制作
6,自分の表現方法をみつける為のプログラム作り
7,「ごはんの時間が楽しい」と思える為のプログラム作り