クリスマス・フェスティバル2022


透明テント観劇を体験して

今回のクリフェス2022にご来場下さいました何名かの方に感想を頂きました。
ご自分の状況が近い方がいらっしゃるかもしれませんので是非ご覧ください。

《 千のママ ジェシー 》
皆さんは、透明のテントの中に入ってコンサ-トや観劇を観たことがありますか?
私の娘が心臓病児なので、コロナ禍の中では、色んな事に本当に過敏になっています。
また、この第8派の影響が気になりながらも、好きなことを娘には悔いの無いようにやってほしいって日々願ってもいます。
でも、やっぱり、何も隔たりがなく距離が近い観劇になると。。。 どうしても二の足を踏んでしまって、なかなかミュージカルや大勢人が集まる観劇や映画などが見に行けません。
そんな中、心魂プロジェクトさんのクリフェスは娘がとっても楽しみにしていたイベント ど-しても行きたい!
なんとかこの日に照準を当てて、体調を整えてお伺いさせていただきました。
すると、代表の寺田さんから数日前に透明テントに家族で入っていただきますので、床に敷くレジャ-シ-トやクッションなどあると横にもなれますよっていうお知らせを頂きました。
ふっと。。。。 
透明テント。。。横になれる!
え!横になって、クリフェスが見れるの???
もう、どんな講演になるのか わくわくがいっぱいになりながら大袋にレジャ-シ-トやクッション毛布を詰め込み
いざ!出陣
到着すると、よく知っている仲間達がいました。3年ぶりに会う仲間、初めましてなのに初めてに感じないSNSを通じて友人になった仲間、もうこの時点でテンション上げ上げです。
開演時間が始まり、寺田さんが今回、家族が入る透明テントに案内してくれました!
第一印象はかわいい!360度透明だ!お隣も見えるけど、小型扇風機もセットされてあり、二酸化炭素を感知するセンサ-もテントひとつひとつのテントにセットしてあり。 
もう感染対策は万全です!バッチぐー そして、各テントにはクリスマスの飾りもきちんとされていて、もう言葉になりません。
家族もテンションがあがり、早々とレジャ-シ-トやクッション、毛布を広げ準備万端!
娘は体力が同じ世代の子達の半分以下の為、座って鑑賞すると結構疲れてしまいますので、いつでも横になれる環境は本当に必要だし、ありがたいですね。
どんなにしんどくて横になっていても、透明なテントですので、プロのメンバ-のパフォ-マンスははっきりみえて、ドラムやピアノ、歌声、映像が感染を気にせずに拝見出来る環境に両手あげて、イエーイ!!!
また、社会人パフォ-マ-のみさちゃんが作った映像が、最高のエフェクトとなり、天井からプロメンバ-の歌声と音楽と共に透明テントにも降り注いできます。
コロナ過で3年間、手と手でハイタッチや、握手も出来ない世の中でしたが、透明テントと言う武器があるので、プロの方々がそれぞれのテントに近づいて、透明テント越しに歌っていただけるので、横になって聞いていた娘ですが、手と手を合わせて、お互いの体温を感じる事も出来 この時間に感謝。 
そして、テントがプロメンバ-を囲むように設置されているので、プロメンバ-がお客様のお一人お一人の場所に来てくれて、目と目を合わせ、時には手を合わせて、歌を奏でてくれます。 皆さんの歌が心に響いて、娘ちゃんは、講演の間かなり泣いていました。同じ歌でも、何故か心魂メンバ-が歌う歌は心の突き刺さります。自分に向けて歌ってくださるその姿、言葉、歌詞の意味が、心の奥に暖かい愛を運んでくれて、涙が出てしまうのです。
そしてキッズ団である娘ちゃん達のパフォ-マンスも、スポットライトを当てていただき、感染を気にせず透明テント内で、一人一人素敵な愛を皆さんに送ることが出来ていました。この方法であれば、感染に気をつけないといけない子ども達も、キッズ団のパフォ-マ-として参加が出来ます。娘に、3年ぶりの生のパフォ-マンスはどうだったって聞いたところ最高!これて 参加できて本当に嬉しい っていう事が、娘からでてました。
コロナ過の中でみんな本当に苦しいかったと思います。特に、苦しかったのではないかと思われる心魂プロジェクトさん。なぜなら、病児障害児にデリバリーパフォ-マンスを生で届けたい気持ちが溢れていて、1分1秒も無駄にしたくないと考えてる団体です。だからこそその中で、今何が出来るかをいつも考えてくださり、このだれも考えない、透明テントでのクリフェスになったのだぁ--- 
この感動を是非多くの人たちに味わっていただきたい。ミュージカルみたい! 心魂プロジェクトに会いたいでも感染怖いって言う人でも、安心してみていただける環境だと思いますので、是非体験してほしいです。
心魂プロジェクトワ-クショップメンバ-
ジェシ-より

《 社会人パフォーマー なおちゃん 》
私は2019年に潰瘍性大腸炎(腸から出血してしまい、腹痛、下痢が続く病気)になり、なかなか腸からの出血が止まらず、現在は免疫抑制剤で落ち着いています。免疫抑制剤は周期的に病院に行き2時間点滴を受けています。免疫抑制剤は免疫力を下げる薬でもあり、感染症が流行る世の中になり、なかなか出歩くのを躊躇しています。
しかし!今回のクリスマスフェスティバルではお客さん全員がテントに入り、同じ会場で安心・安全に公演を楽しむことが出来て、本当に幸せでした。
会場に着くと1人用のテントに案内していただき、アトラクションに乗るように個室で落ち着ける空間。これから始まることにわくわくです💕中には扇風機のご配慮も!!
一曲目から魂まで響く歌声。天井にはみさちゃんが作成した映像が映り、愛がたくさん詰まった歌声にダンスパフォーマンス、そして生演奏。会場はみんなの顔が見えるように真ん中にステージがありました。
「オンラインでも素晴らしいけれど、そうだよな!会場にいると音の振動が直に身体に降り注ぐこの感じ。最高だよな!」
と改めて感じました。
このご時世でハグや手を触れること難しいですが、プロメンバーの皆さんとパフォーマンス中、テント越しに手と手で触れ合えたことが嬉しすぎて、涙腺崩壊でした。手から温もりが伝わり、熱い思いが伝わってきました。  
「 どうやればみんなの願いが叶うのか!まさにそれです!!」
触れ合うことができてみんなと過ごすことができて、幸せでたくさん生きるパワーをもらえました。
感染が怖いからと家の中に閉じこもり気味でしたが、勇気を出して皆さんに直接会うことができて感謝です。
まーくん、みーちゃん、潤ちゃん、ももちゃん、つぼちゃん、たまちゃん、ゆっこちゃん、いぶちゃん、ラポールのスタッフの皆さん、繋がっているみなさま
ありがとうございました🥰💕

〈 最幸のクリスマスプレゼント 〉
      むぎちゃんのママ ちーすけ
心魂プロジェクトのクリスマスフェスティバル。3年ぶりの対面公演!
心魂プロジェクトに集う子供たちの多くは感染症を恐れる重度の病気や障害のある子供たち。
コロナ禍になって、どれだけ恐れながらどれだけ我慢を強いられて過ごしてきただろうか。
感染するリスク、感染させてしまうリスク。お互いのことを分かり合っているからこそ、会いたくても会わない選択もしてきた。
今回、心魂プロジェクトさんが対面で出会えることをかなえてくれた。
お客様は全員、家族ごとまたは一人ずつ透明テントに入るスタイル!しかもテント内にサーキュレーターまで設置されていて、空気循環もしっかりなされ快適!
テントと言えば私はアウトドアな発想ばかりなので、テントの中から観劇するとどんなふうに感じるのかとわくわくした気持ちで向かった。
開演してまもなく、私のもとに歌が届く。パフォーマンスが届く。テントすれすれまでパフォーマンスに来てくれる。歌いながら近づいてきてくれる。演者はマスクをつけ、私たちはテントの中。感染を気にすることなく、人と近づくことができたのはいつぶりだろう。感染を気にしなくて済むことがよりリラックスさせてくれ、パフォーマンスだけに意識を向けることができた。
テントは不思議な空間。
囲いがあるだけで自分の空間と感じられるのだろうか。いつも子供最優先で自分のことを置き去りにしてしまう私が、今回の公演では「自分のための時間」「自分を大切にする時間」と思うことができた。
もちろん隣には娘もいるのですが、自分を大切にすることは娘を大切に思うことでもあり、人目も気にせず娘と肩を寄せ合い、親子でひとつの時間を過ごすことができた。
自分のための時間と思えたことで、ひとつひとつの音、歌詞、パフォーマンス全てがいつも以上に自分の中に入ってくる。
涙が溢れる。日々の大変なこと、苦しい思いも溢れ出る。そんな私たちをわかって、寄り添ってパワーを下さるパフォーマンスに、気付いたら頑張っている自分を自然と褒めている自分がいた。
パフォーマーとテント越しに重ねた手。あたたかかった。
あたたかいぬくもりが心に、あたたかい温度が身体中に染み渡った。
コロナ禍になってまもなく3年。以前はあたり前のようにしていた握手やハグ。重ね合った手は3年ぶりに感じるとてつもなくあたたかいものだった。張り詰めていたものから開放され、安心感や祈りやパワーで私の心と身体を満たしてくれた。
私はこれを感じたかったんだと思わずにいられなかった。
テント越しのおしゃべり、写真撮影、お友達とのタッチ。安心してそれができる喜び。自然と笑顔になれる。
透明テントがかなえてくれた対面、たくさん感じることのできたあたたかいぬくもり。
コロナ禍であってもアイデアを駆使し、対面の機会を実現して下さった心魂プロジェクトの皆さん、テント購入にご協力下さった皆さん、そして、いつもいつも共に生きて下さっている皆さん、皆さんのおかげで最幸なクリスマスプレゼントを手にすることができました。本当にありがとうございました
それと、じっとしていることが難しく、人のことをタッチしに行くことが大好きな知的障害のある娘。感染を恐れるご家族にとって、急に近づいてきてタッチされるのは怖いもの。その気持ちがわかるから、私は娘と一緒に対面活動に向かうことをやめていた。今回全ての客席がテントということが、我が家にも対面のチャンスを与えて下さった。おとなしくできなかったら途中退出を覚悟で向かった対面公演。囲われたテントは娘にも安心感を与えるのか落ち着いた様子で全てを楽しむことができた。テント越しにタッチしに来て下さることを喜び、照明や映像にも目をキラキラさせ、全身で音楽を感じている姿を見られることは母として幸せです。私たち親子にもこのように対面にチャレンジできる機会を与えて下さったことにも感謝の気持ちでいっぱいです。
早く安心して皆んなでハグしあえる日がおとずれますように。

《 遠方からご来場 ゆいちゃんのママ 》

初めてのテント内鑑賞😊
正直、最初は見にくいんじゃないかな?音がきれいに聞こえないんじゃないかな?閉鎖的な感覚になるんじゃないかな?と思っていました!

実際は・・・
とっても良かったです😊‼️
わたしたちが心魂プロジェクトに惹かれ続けているのは、すぐ近くでパフォーマンスしてくれて、心の奥深くまで届けてくれること😊
コロナ前は手を握って歌ってくれたり、それがコロナ禍の今難しい、それでも透明テントなら、テント越しに手を合わせて、実際に体温を感じれたことで、心の奥深くまで、じ〜んと響いてきました😊💕

そして、手と手を合わせて感じても、感染不安を感じる事なく鑑賞できた事が、とても大きかったです😊

テントの周りや外を可愛く飾り付けしてくださり気持ちも嬉しくなりました😊
サーキュレーターや、二酸化炭素の対策までされていて、至れり尽くせりでした😊❣️
そこまで徹底的に考えてくださり、感謝、感謝です😊‼️
ありがとうございました❣️


《 お父さんより 剛さん 》

心魂プロジェクトのクリスマス公演を観てから数日が過ぎ、私たち家族は素敵な思い出と共にいつもと変わらず元気に過ごしている。

世間では新型コロナに対し折り合いを付けつつ徐々に制限が緩くなっている。舞台芸術も同様だろう。
世界の時間を止めたままにする訳にはいかない。分かってはいるが、重い基礎疾患を持つ娘がいる私たち家族は取り残されるような不安が心の中にある。

そんな中、心魂プロジェクトも対面の公演を再開することになった。だが世間とは真逆に舵を切った。
全席・全家族はそれぞれの透明なテントに包まれ、そして守られた。
厳重な予防対策の中で感染から体を守られ、安全に安心して観られるという事に心も守られた。
隣のテントにいらっしゃるご家族のほぐれた笑顔に、こちらも自然と笑顔になる。

感染対策の為の距離が不要になり、すぐ目の前で歌ってくれた。
テントのシート越しならば手を重ね合わせることもできた
温もりが帰ってきた瞬間だった。

また、透明テントは私たち家族にもうひとつの恩恵をもたらしてくれた。
最近車椅子に座っているのがしんどい娘は、テントの中に寝っ転がって楽しませてもらった。その為のマットまで用意してくださり、その時々で寝たり座ったりしつつ、とても快適に最初から最後まで楽しむことができた。
透明だから丸見えだけど、テント内はくつろぎのくつろぎのプライベート空間となっていた。っていた。

円形に並べられたたくさんの透明テント。
出演者と観客はお互いに顔が見えて、正に一体となり、歌い、踊った。
社会人パフォーマーやキッズ団メンバーは、テントの中からパフォーマンスを放った。
スポットライトはステージの中央だけでなく、会場の至る所を照らした。

引き続き新型コロナが脅威となる中で、病児・障害児の家族や仲間たちが会場に集まれたのは、それ自体がドラマだった。

以前のように数百人という観客は入れなかったが、出演者と観客のひとりひとりの熱量が大きく、そして力強かったと感じました。
言うまでもなく、本当に素晴らしい公演でした。

病児・障害児の命を守りながらも、歌と踊りを一緒に楽しみましょう!という強い思いが溢れた心魂クリスマスフェスティバルは、無事に二日間4公演の幕を下ろされました

私たち家族は心にたくさんのエネルギーをもらい、そして今日も笑顔で元気に過ごしています。
素敵な公演をありがとうございました。

杉本剛

☆☆☆

今公演ではラポールさんにご相談して、特別にマットを2つお借りしました。
通常はございませんのでご了承ください。


《 古川綾子 結莉奈 》
9歳の娘の結莉奈 生まれて初めてのテントは 心魂クリフェスコンサートで体験しました。
透明のテントの中は思ったより広く、ストレッチャーと大人が入っても窮屈さは感じませんでした。
それどころか、パフォーマーさんの動きや、お隣のテントにいるお友達を見るためにストレッチャーを左に、右に、と動かすこともできました。
個室のテントなので、囲まれていることでまるで自宅にいるようにリラックスでき、
でも透明のテント越しにパフォーマーさんとタッチしたり、もちろん娘の小さな動きに合わせて一緒に踊ってくれたり、と
自宅でオンラインで鑑賞するとはやっぱり違う、リアルならではの「一緒に いる」感覚がありました。
パフォーマーさんのステージを円く囲む透明のテント達
寺田さんが真ん中で歌い、テント横に控えていたパフォーマーさんが一斉にステージへ向かいます。
「お母さん、まーくんは太陽みたいだね。テントが惑星達。あ、小惑星達が飛び出していったよ!」
キッズ団のパフォーマンスでは、心魂キッズ団Tシャツを着て、テントの中でパフォーマンスをしました。スポットライトが透明テントの結莉奈のストレッチャーまで届き、光の中 小さな動きですが 指で腕で伸び伸びとパフォーマンスする姿は輝いていました。
クリフェスで
心魂さんの光の周りを透明テント惑星に乗って周りました。
素晴らしい時間でした。
安心して 音楽を 時間を 楽しめるということ。
これ以上のクリスマスプレゼントはありません。
寺田さん美奈子さん 皆さん
本当にありがとうございました。
古川 綾子
   結莉奈

「不安な気持ち」に丁寧に向き合いたい・・ 【 クリスマス・フェスティバル2022 】を振り返る

心魂プロジェクト共同代表 有永美奈子

 

透明テントが沢山並ぶ会場
ステージ上なら沢山の照明や演出が出来るにも関わらず舞台は真っ暗・・客席の場所のみを使った公演
出演者はラポールシアターの照明が届かない場所(顔はちょっと暗め)
お客さまは少人数・・しかも360度に座る
本当に異例尽くしの公演でした
興行としては採算がとれない今回の公演は大失敗です
でも心魂としてのチャレンジは大成功でした
「ぬくもりを伝えあえる公演」になりました
感染対策をバッチリしたにも関わらずです! 
開演して間もなく、そのことに気が付いた私たち出演者は「やったーーー!!」心で叫びました!
新型コロナウィルスが登場してから無理だと諦めていた【デリバリー オブ デリバリー】が復活した瞬間でした
嬉しかった!!
新型コロナウイルスが登場して・・
1年目(2020年)
対面活動は全中止、全てをオンラインに切り替えた試行錯誤の日々
2年目(2021年)
配信専用シアター「心魂シアター」開設!オンライン公演の質が格段と上がった年
3年目(2022年)
コロナはまだまだ猛威をふるう・・オンライン活動は続けつつも
子ども達の「直接会いたい!」の気持ちはもう抑えられない・・我慢の限界
「対面」をどう戻すか?
試行錯誤の日々が始まる
私達が公演を届けたい方々は
「万が一感染したら重症化リスクの高いご家族」
どう安全を守るのか?
7月 透明テント2つを購入して挑んだ「サマーフェスティバル」多くの課題を残し、どんなに感染対策をしても防ぎきれない場合があることを知った
10月 少しでも不安を残して公演の決行は出来ないと「秋フェス」を中止
12月 満を持して挑む今回の公演
優先順位の一番は
【 感染症からお客さまをそして出演者を守る 】
お客さまは安心して居られるからこそ楽しむことが出来る
そう!その「安心」を大切にしたいと私たちは思いました
【 「こわい」気持ちとどう向き合うか? 】
解放に向かい「日本はいつまでマスクをするんだ?」そんな世の中の空気
でも、この数年間心に降り積もった
「 こわい 」
気持ちは置き去りにされてしまっていると感じました
「もう動いても大丈夫」と言われても、心はなかなか大丈夫だとは思えない
ましてや重症化リスクがあると言われている方々は「大丈夫」なんて安心が出来る訳がない
私たち心魂が向き合うのは「重症化リスクのある方々」
解放ムードに「ついていけない」「こわい」「置いてけぼり」と感じる方々
その方々が「安心」して来れる場所
「ここなら大丈夫」と肩の力を抜ける場所を作るにはどうしたらいいんだろう・・?
【 見える形での安全対策 】
それが公演を楽しんで頂くための重要な形の1つだと私たちは考えました
目に見えないウィルスに怯え続けてきた数年間
目に見えない心のどこかに沢山のストレスを受けてきました
この「目に見えない物」に丁寧に向き合いたい・・・
感染対策を考える中で行きついた、心魂の公演の形でした。
今回行った主だった感染対策として
①出演者の体調管理
1,全員、会場入りの前にPCR検査を行い、検査後は感染リスクを避ける生活をしてもらいました
2,リハーサル含め全日毎朝、抗原検査と体温&体調報告
3,少しでも不安なら躊躇なく休ませる!その為の誰が抜けても大丈夫な公演内容作り
4,セッティングから公演運営、撤去まで、その体調管理万全な少人数メンバーのみで行う
でもこれは見えない部分の安全対策です。これでは足りない・・・
5,マスクをしたまま公演を行う!事にしました。
 事前にどのマスクが歌いやすいか?
 ズレないか?等も準備
 顔が見えない寂しさを減らすための、可愛いマスクシールも用意
②密を徹底して避ける
物販カウンターは人が集まりやすくなる場所
現金のやりとりも衛生的ではない
「物販をやめる?」「でも毎回会場で購入するグッズを楽しみにしている方々もいらっしゃる」
物販カウンターに人が集まる事を避けるために・・
1,スマホで見れるグッズメニューの作成
2,各テントに物販カウンターの方が出向く駅弁方式を採用
3,オンライン決済の準備
③徹底して接触を避ける会場作り
会場内のテント・・・それは全てお客様のご支援により実現する事が出来ました。
32名の方から810,000円のご寄付を頂き
大きなテント10個と小テント、他必要なグッズを揃える事が出来ました。
本当にありがとうございました!
各ご家族、テントに入り思い思いの姿勢で公演を楽しんで頂く事が出来ました。
終演後の記念写真も、私たち出演者が全員各テントの前に出向き自撮り!
それをお客さまへシェア!
④そして・・徹底した消毒
各テントと会場内は公演前に全て消毒
会場のあちこちに消毒液を用意
不安な場合、ご自身でも自由に消毒して頂きました
こうやって「見える形」での感染対策満載の公演はお客さまのご協力のもと、無事終演する事が出来ました。
私たち出演者は公演後も、毎日体調報告を続け
数日たってようやく「無事に終えられたね」と喜びあう事ができました。
採算に見合わない公演はどこまで継続できるかは正直分かりません。
法人の体力に限界があるからです。
それでも私たちは「感染対策」と共に「不安な心」とも丁寧に向き合っていきたいと願っております
そして今後も、試行錯誤の中で
「会えたね!」「一緒に公演を楽しめたね」
そんな公演を作り続けていきたいと願っております。
最後に、横浜ラポールシアターの数少ない客席部分を照らせる照明は今回、テントの中から生のパフォーマンスを披露してくれた
「心魂キッズ団」そして「社会人パフォ―マー」に使用されました。
「照明を浴びて気持ちよかった!」
その言葉が私たちへの何よりのご褒美でした。
32名の「安心空間透明テントのギフトサンタ」の皆さま
勇気を出して公演にお越し下さった皆様
チケットを購入したけど、体調に不安を感じ公演に来る事を諦めた方々
公演には行けなくても応援してくださったあなた
前例のない事ばかりを行う心魂に快くご協力くださる横浜ラポールの皆さま
どんな無茶な企画も楽しんで一緒に公演を作ってくれる心魂のプロメンバー
今回の特殊な公演を実現するためには、どなたの力がなくても難しかったと思います。沢山のお力をお借りして、また新しい公演の形を見つける事が出来ました。
心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。